独 り 言

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2018.12.10 烏丸半島ハス群落「早期再生は困難」滋賀・草津市が実証実験

【京都新聞 2018年12月09日 18時10分 】
滋賀県草津市はこのほど、烏丸半島東側の赤野井湾で行ったハス群落の再生に向けた実証実験の結果を発表した。 移植した地下茎は育たず「早期のハス群落の再生は困難である」とした一方、土壌のメタンガス濃度が大幅に減少 するなど環境の改善が確認された。
実験は大学教員らでつくる「滋賀自然環境研究会」(代表・小林圭介滋賀 県立大名誉教授)に市が委託。同湾に4カ所の区画を設け、周辺で採取した地下茎30本を移植、9月まで生育状 況を調べた。
流域の水田の土を入れるなど土質を改良した1カ所では発芽したが、葉や花は付かなかった。3カ所は発芽さえ確 認できなかった。別に鉢で育てた地下茎は開花しており、「咲く力が失われた訳ではない」(市環境政策課)という。
土壌の調査では、1年前と比べて同湾全体の環境が改善しつつあることが分かった。ハス群落が消失した要因とさ れるメタンガス濃度が約4分の1まで減少した箇所があり、ハスの生育に適した粘土層が増えている箇所も多かっ た。同じく一因とされるハスの枯れ葉などの堆積物は同程度残っていた。
同課は「原因は分からないが、土壌はいい方向に向かっている。今後も自然の回復の動向を注視したい」とする。

この湖面一体にハスが咲き誇っていた風景がここ数年のあいだ見られなくなった環境の変化と言ってしまえばみも ふたもないが、咲きそろっていたハスの景色はなんとも言えないほど見事でした。毎年、8月の上旬に見に行って いたのが狐につままれたようになくなってしまった。きっとその時の風景を楽しみにしていた人も多かったのでは ないでしょうか。ちょうど写真の場所辺りまで蓮でいっぱいだった。自然界は摩訶不思議なもので、人間の予測を 裏切る。自然現象といってしまえば、それでおしまいなのだが、回復することを望んでやまない。