【個人的意見　1018.12.15】
どこの新聞も取り上げていないが、実際の給与は払われているが、残業代や時間外手当については教職調 整額（４％）という名のもとに一切払われていないのが現状である。特に公務員の教員の場合、ストはで きないし、しかし、近辺の小中学校を見てほしい。午後の９時には職員室は煌々と電気が付き明るい。職 員の中には残るのがさもいいことのように思っている教員もいる。夜になっても明るい学校（ただ単に電 気がつているから明るい）職場の雰囲気が良くて明るいのではなく、仕事が残って明るい。だけである。 組合が本来教員の職場環境にメスを入れ、教育の充実を良くするような活動をしていないためである。
私立学校であれば独自に交渉を持てるのだが、いかんせん組合の力は不景気のデフレとともに衰退して しまっている。組合員がいなければどんな組合も自分たちの要求が通るわけがない。公立も私立も教職員 の労働環境は劣悪である。私学では非常勤講師・契約教員・嘱託教員が増え、正規の職員がだんだん少な くなっている。こんな中で未来の日本を支えていく人材ができるわけがない。公立も私立も学校内ではギ スギスした状況でお先真っ暗である。部活動に関しては好きだからやっているんだろうと言う雰囲気が漂 っている。
それを、みんなで助長して当たり前のこととして傍観しているのである。好きであるのは当然だが、１年 間を通じて、休み無しで、部活動を指導している先生も多くいることも知ってほしい。ただ、好き という言葉で片付けるべきではない。働きすぎて体を壊す教員を守るすべをもっともっと考えるべきだ。