独 り 言

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2018.12.25 「家系図や写真まで…」ネットの部落差別が消えない理由とは?

YouTubeの“部落探訪”に「悪意がすごい」の声
【Abematimes 12/24(月) 9:01配信】
法律で部落差別を取り締まれない理由
なぜ、法律で部落差別を取り締まれないのだろうか。教育コーディネーターとして活動する武田緑さんは 「部落に限らず『差別をしてはいけない』っていう法律がない」と話す。2016年の「部落差別解消推進法 」施行によって、人権擁護に関する法律が制定されたが、現在も差別が残っている。
ハフポスト日本版ニュースエディターの田中志乃さんも「憲法で法の下の平等と明記されていても、その 平等が守られていなかったからといって、罰せられることはない」と説明。
前述の「部落差別解消推進法」も罰則はなく、あくまで「差別をなくす努力をしましょう」という法律だ 。差別を取り締まることができず、ネット上で部落の個人情報を載せている人が「部落だから差別しろと は書いていない。情報を出しているだけ」と言い逃れしてしまえば、それ以上の追及はできない。
ネットが普及した今、YouTubeにも「部落探訪」の動画が投稿されている。武田さんは「お洒落なコミュ ニティカフェのある地域が、すごくおどろおどろしいBGMで撮影されている」と説明。武田さんの話を聞 いた藤本さんも「(部落とは)全く違う地域を紹介してることもある。悪意がすごい」と同意した。
藤本さんによると、情報が一人歩きした結果、部落ではないゴミステーションのような場所を「部落です 」と紹介している動画もあるという。藤本さんは、本来であれば、関係のない場所や人にまで部落差別が 及ぶ可能性があると指摘。情報化社会の中で情報を正しく伝え、人権を守るための規則が、今求められて いる。

最近、部落差別解消推進法の施行によって、まるで部落差別がなくなってしまったような錯覚が見られる が、その実深層でなんとなく残っていて根深いものを感じる。同和対策措置法の期限が切れ、それに伴っ て、学校教育の中で、同和教育が殆どなされなくなって、あたかも何にもないような、錯覚に陥ってしま っている。でも現在も必ずそのことに苦しんでいる人々がいることを忘れてはいけない。場所によっては 表面化こそしないが、それがやがて広がっていくのかなくなるのかはわからないが、いい方に進んでいっ てほしい。人間の尊厳を守っていくように、世の中変わっていってほしい。