小さな秋の始まり

 京丹波町・京都市山科・大津市

 目次  2012.09.22_23撮影
前にも見かけた花なのですが、名前を思い出せません。今回は9月24日になって、やっと涼しくなり若干秋 の気配を感じるようになりました。この花もそのひとつの象徴です。名前は知らなくても秋口になれば、咲く 赤い花、もっと涼しくなって欲しいですね。
次は最近はとくと見つけることが、困難になった蓑柿です。そのまま食べれば、渋くてとても食べられないの もですが、熟してくると甘い味のするガキです。でも市場にはほとんど出回ることはない懐かしいものです。
 
田んぼの中央に懐かしい稲木(地方によってはこんな呼び方はしないようです。)刈り取った稲を天日で干し ておいしいお米を取ろうと昔から行われています。もみを取った、麦藁は加工して様々なものに変化していき ます。最近はその場でもみにし、乾燥機にいれわらは切り刻んで田んぼに返す方法が取られている中、懐かし さがこみ上げてきます。
 
秋になれば彼岸花が、決まったようにお彼岸の日に咲いています。園芸種のこの白い彼岸花も同様にお彼岸に 開花します。どのように日にちを計算しているのか不思議です。
 
盗人萩が咲いていました。実になると人の衣服にひっついて、周辺に広がることから、ひっつきむしなどと呼 ばれ、あまり花自体は大きくなくどこにでもあるので目にもかけられません。
 
次はムラサキサギゴケのようですが、それよりも大きさが小さく。あ気になるとよく見られる花で、気に止め ることなく、ほとんどの場合、無視されてしまいます。
 
やはり彼岸花といえば、このような赤い野生のものが彼岸花ですね。これも彼岸の日に咲き誇ります。日に ちをどうして知るのか不思議ですね。昔のように旧暦を使っていればなんとなく、予想できますが、現在は 新暦を使っていますのでますます不思議です。
 
草むらの中に、紫の葛の花が咲いていました。これもまた、秋口になると咲くので不思議ですね。
 
森の湿ったところには日陰でキノコが生えていました。これからはキノコの季節です。マッタケなどこれから の季節ですが、毒キノコにはくれぐれも気をつけてください。山でキノコの採集をして、食べる場合は必ず専 門家の指示を仰いでください。
 
ちょっと涼しくなると、壁にヤモリが出てきます。今まで虫が少ないのと、壁が焼け付くように熱いので目にすることはなかったの ですが、虫が多くなり、壁もちょうどの暖かなのでしょう。
 
あまりお寺とは関係がありませんが、秋の風物誌として楽しんでください。