蛇塚古墳

 京都府京都市右京区太秦面影町

 目次       2012.12.16撮影
住宅地の中に大きな岩が存在し、現在は蛇塚古墳と名付けられています。住宅地内にあって、ほとんどどこに あるのかわからない場所に存在し、周りに柵がなければ、単に大きな石の置き場に過ぎないような気もします。
石組みが壊れないように、鉄筋で大きな石を支えてあります。
 
少し離れてみると、大きな石の塊であるに過ぎない感じです。何かあれば、例えば地震などのような天災があ れば、今にも崩れそうです。
 
もう少し離れると、なんとなく古墳のような感じが見られます。そこで、うろちょろしていると、近所の保存 会の人が、親切にも鍵を開けて下さり、中に入らせてもらうことができました。
 
内部はアスカの石舞台とはちょっと趣が変わり、住宅地の中の古墳といった感じで面白かったです。
 
中は、木々が生い茂り、岩の上に木々の生えているのがよくわかります。
中に入り、外に向かって、写真を撮るとなんとなくここが古墳なのだという実感が湧いてきます。
 
外には、文部省の史跡指定の碑があります。でもあまり近所の方々は宣伝をするふうでもなく、なかなかわか りにくい場所にありました。
 
自然石の状態で積み上げられている様子が、大変良くわかります。
 
自然の状態が、こんなにも身近な場所にすぐ近くに住宅地がある作を隔て数メートルのところにですよ。
 
京都というのは不思議な町です。大々的な寺社仏閣があると思えば、一方ではこんな素朴な蛇塚があるなんて 、かなり対照的な街並みですね。それに不自然さが全くないのも不思議です。